繊維素、ビタミンA・B・C、鉄分、カリウムが豊富に含まれており、大変栄養価が高い食品です。
磐梯町法正尻(ほうしょうじり)地区は、冷涼な気候を活かしてほうれん草の栽培が行われ、福島県でも有数の産地となっており、「法正尻ほうれん草」として地元はもとより関東地方へも出荷されています。
法正尻集落では、9戸の農家がほうれん草を栽培しており、雪解けを待ってハウスにビニールがはられます。
ほうれん草は、は種後約1か月程度で収穫できるようになり、5月から11月までの栽培期間中に1棟のハウスで4〜5回、は種・収穫が繰り返されます。
【ほうれん草の特徴】
東洋種は葉が小さく、先がとがっていて切り込みがあり、根がピンク色なのが特徴です。アクが少なく、甘味があるのでおひたしに向いていますが、栽培に手間がかかり、生産量が減ってきています。
西洋種は葉が大きくて丸く、肉厚で根は緑色です。暑さに強く収穫量は多いのですが、アクが強いため炒め物などに向いています。最近は東洋種と西洋種の混ざったものや、サラダほうれんそうというアクが少なく生食出来るものもつくられています。
【ほうれん草の選び方】
緑色が濃いいものを選びます。
茎があまり長くなく、丈のつまったものを選びます。
根の赤いところが鮮やかなものを選びます。