丸果会津青果株式会社 安全で安心なほんものの野菜を食卓に
丸果のこだわり

丸果の考え

日本の国の中で市場は今、単に流通の中間過程という状態になってきているのではないでしょうか。

中間に誰かが入れば、当然そこで利益が発生するわけですから、それに見合うだけの必要性があるのかどうか?今それが、市場に問われているのではないかと当社では感じています。

当社で感じているという事は、もちろん他の同業種の方も同じ疑問を抱いている方がいらっしゃるのではないでしょうか。現に地元の市場ではどんどん消費が落ちる傾向にあります。

農業は自然の多い会津の大切な基盤

会津の産業全体を見た場合、観光・漆器・農業とありますが、これら全体をトータルで考え、実際に会津が潤おい、地元の消費が伸びる方向へ持って行きたいと考えています。

その中でも、農業が会津で1番の基盤となる産業だと思っています。自然がものすごく多い会津は、その自然を目当てに観光に来て下さる方も多くいらっしゃいます。

農業は自然と共生できる産業ですので、会津の自然を守って行くには、農業をきちんと守って行かなければいけない。農業に関係する会社が、会津が農業を基盤とするんだと思っている以上、農業で食べていけるようにしなければならない。農業で食べていける様になれれば、若い後継者がきちんと農業に就いてくれるような基盤も作る事ができます。これができないと、必ず衰退していきます。

もし作る人がいなくなったら、食べてくれる人がいくらいても供給ができなくなってしまいます。作る人がいて初めて中間にいる流通業も成り立つようになります。

では弊社では何をすべきかという事を少しずつ考えて行った結果が、市場を出て普通の市場流通を否定した方が農業は生きて行けるのではないかという事です。

そこで、弊社では平成8年から産直の手伝いを始めました。これまではどうにか少しずつ産直の販売を伸ばす事ができてきています。でも、まだまだ会津全体の野菜の一部でしかありませんので、基盤となる農業を作るなどと言えていないのが現状です。

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会津の特徴を表現できる流通を目指して

今は野菜や果物の値段も下がる傾向にあります。このままの状況が続くと、何年もしないうちに就農者人口が大きく減少するでしょう。それに歯止めをかける役目として、特に地元である会津に関しては我々の責任でもあり、我々の仕事の1つでもあると思っています。

弊社は値段勝負はできません。農業を基盤とする為には、たたき売りをしているだけではだめだからです。生産者1人1人で作れる量は決まっており、そのためにかかるコストも決まっています。産地の特徴を理解・納得して頂き、値段という評価をして下さる販売先を探しています。その販売量が伸びれば、生産者の方の生産量を増やす事ができ、それが農業を基盤にすることに繋がると考えています。しかし、ただ高いだけでは誰も買ってくれる人はいないでしょう。

評価をもらえるだけの産地の特徴がなければならないと弊社は考えます。そしてその特徴は目に見えるものでなければならないと考えます。

弊社では産直のお手伝いを始めた頃から、青果物の安全性に関心を持ってきました。「安全な野菜を作りましょう」という生産者さんとの勉強会もその柱の1つと考え、開催しています。消費者の方が求める「安心・安全」という特徴をきちんと表に出そうと考えています。そしてその「安全」というものを、どうしたら目に見える形で表現できるかを真剣に考えてきました。

消費者の方に「安全」をより具体的に理解してもらうためには「産地直送」の方がよいのではないかと考えています。しかし、農業を経営という視点で見ると「産直」のみではなかなか効率の良い経営が難しいようです。

一方、生産と流通を効率よく行うという点から見ると、市場の持つ機能はまだまだ有効なものがあると思います。普通「産直」というと弊社のような市場が関係することはないのですが、「産直」と「市場」がその機能性を生かしながら有機的にドッキングできれば、そんな流通が可能になれば農業の経営もより効率的になるのではないかと考えます。「産直」に市場が介在する事によって生産と消費を繋ぐ事の出来る流通を作りたいと思っています。

会津の農業に貢献できる会社であるために


「安全」を具体的に表現しようと思うと、そこに新たなコストがかかってきますが、消費者の方にはできるだけ安値でお渡しできたらと思っています。

しかし、ちゃんとした「 安心・安全」を求めるのであれば、『こういうコストがかかります、我々も努力しますが消費者の皆さんも協力して頂けませんか。』という事を消費者の方にきちんと伝えていかなければならないとも思っています。

今までは相対価格しか議論されていませんでしたが、問題は絶対価格なのではないでしょうか。これまで少しずつ活動をしてきて、理解をして下さる方々が増えてきました。これからも誰がどうやって作ったのか、消費者の方が納得のいく「分かる構造・形態」を目指し続けていきます。

そうした流通を考えると、市場自体が考え方を根本的に変えなければならないと思います。それをまず会津だけでもやろうという事で仕事をしている会社なので、会津の農業の発展の為に日本で1番貢献できる会社として存在できなければ、会津に根を張っている意味がないと考えています。

全国一でなくてもいいんです、会津の為に日本で1番貢献できるしっかりした会社であれば。

 

弊社の考えに賛同下さる方のご意見をお待ちしています。

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